日本史勉強法~産近甲龍・日東駒専レベル~【難関私立大学合格メソッド】
- 2017.09.03
- 日本史

産近甲龍・日東駒専レベル【私立大学受験合格メソッド~日本史~】
“MARCH・関関同立レベルの動画はコチラ!”
“早慶上智レベルの動画はコチラ!”
“日本史完全版の動画はコチラ!”
↓↓↓↓↓勉強法や紹介した参考書の詳細はコチラ↓↓↓↓↓
☆チャンネル登録よろしくね!
■https://goo.gl/7FwrTX
〈日本史の科目上の性質〉
日本史は端的に言えば「暗記科目」です。日本史の特徴は基礎?発展までを通してずっと語句が多いということです。
世界史に比べて、基礎語句の数は少ないので、スタートダッシュはきりやすいですが、日本という一つの国の歴史について学ぶので、大学の難易度が上がれば上がるほど、重箱の隅をつついたような問題が出題されます。
さらに、単に語句だけを覚えるのではなく「流れ」をつかんでいく必要があります。語句を覚えながらも流れもつかんでいくということ意識しましょう。
日本史のイメージは「狭く、深く」です。世界史のように複数の国の歴史を学ぶのではないので、各時代ごとに細かいところまで覚えないといけません。
さらに、世の中に日本史の参考書というのはたくさんあります。もちろんおすすめの参考書はあります。しかし、それが覚えにくいかなと思ったら自分に合った覚えやすい参考書を使用しましょう。「暗記科目」にとってモチベーションというものは「命綱」です。自分が「覚えにくいなぁ」と思っている状態で学習を進めても暗記効率は下がるので、自分に合った参考書を使用するようにしましょう。
〈日本史の勉強法〉
日本史を学習していく上で重要なことは「語句」と「流れ」です。
「語句」に関しては想像しやすいとは思いますが、「藤原道長」や「織田信長」といったような語句を覚えていきます。しかし、日本史を勉強し始めると受験生がよく口にするのが「流れがつかめない」ということです。多くの日本史選択者が流れがわからないと言いますが、流れとはそもそもなんでしょうか?
流れとは端的に言うと「因果関係」です。「○○が起きて→△△が起き→結果??になりました」というストーリーのことです。
具体例をあげておくと、「戦国時代の幕開けとなる『応仁の乱』が起きたのは、室町幕府8代将軍義政の跡継ぎ争いがきっかけ。義政の弟の足利義視にする派と義政の子の足利義尚にする派に分かれて争いが始まった…」といったように単純に足利○○という名前を覚えるのではなく、「歴史の一連の因果関係」をとらえていきましょう。
日本史の問題では空欄補充問題などの単に語句が聞かれる問題以外にも、語句説明問題や正誤問題等も出題されるので、語句だけを覚えていても意味がありません。
なので単純に「語句」を覚えていくのはもちろん、「流れ」も意識しながら暗記していきましょう。
語句を覚える時は「語句同士をつなげて覚える」ということを意識してください。「織田信長」という言葉だけを覚えるのではなく、信長に関連する語句(「長篠の戦い」「姉川の戦い」等)も一緒にして覚えるようにするということです。先ほどの「流れ」と同様に語句だけを単純に覚えても日本史で点数がとれるようにはなりません。
さらに日本史では「問題演習」が非常に重要になってきます。そもそも暗記した知識というのは「頭から出す」ということをしないと定着しているかどうかがわかりません。自分が普段使用している参考書とは違う文章で出題された時にわからなくなるということは受験生にとってよくあることなので、必ず自分のレベルに合わせて覚える→演習という流れを踏んでください。
また、問題集、模試や過去問をしたときに自分が使用している参考書に掲載されていない語句がでてくれば都度書き込んで知識量を増やしていくようにしましょう。
基本的な勉強の流れは「語句」に強い参考書と「流れ」をつかみやすい参考書を組み合わせて使用していきます。「語句」を覚えながら、「流れ」や「語句同士の関連性」を整理するという流れで勉強を進めていきましょう。
もちろん、それが覚えにくいという人もいると思います。その人は段階的に「語句」を覚える→「流れ」や「語句同士の関連性」を整理するというような流れで勉強したり、「流れ」を最低限の語句のみで整理する→語句を暗記していくという流れで勉強したり、自分が一番しっくり来る勉強法で暗記を進めてください。
【基礎標準(日東駒専・産近甲龍)レベルのオススメ参考書と使用方法】
□は同時並行の参考書あり。■はなし。
◎は補助(サブ)教材。
□詳説日本史B 改訂版
習熟期間:通年
使用法の注意:基本的な勉強法は「山川 一問一答」と組み合わせながら進めていきます。
「山川 教科書」と「山川 一問一答」を組み合わせるのは、章・節などの構成が同じでリンク性が高いからです。
使用法は「①一問一答の語句が教科書にでてきたら色を塗る」→「②教科書を読みながら塗った語句を覚えていく」です。
ここで気をつけておきたいのは、「一問一答だけで勉強しない」ということです。たしかに一問一答は語句を覚えることに特化しているので覚えやすいと思う受験生も多いでしょう。しかし、一問一答だけでは「流れ」がつかみずらく、正誤問題や説明問題等に対応できません。必ず一問一答と教科書を組み合わせて使用してください。
ペースとしては理想は夏休み中に1周は終わっていることです。次に2ヶ月で1周し、それ以降知識をより深くつめこんでいくという流れになります。
過去問等の時期になれば2,3週間で1周するぐらいのペースで回せるようになってください。
※最後まで忘れないように何度も反復する参考書
復習重要レベル:★★★
アマゾン:http://amzn.to/2vVEvo4
□山川 一問一答日本史
習熟期間:通年
使用法の注意:基本的な勉強法は「山川 教科書と組み合わせながら進めていきます。
山川の一問一答の最大の特徴は語句がレベル分けされていることです。「☆☆→☆→☆なし」の難易度順になっています。
なので、1周目はまず「☆☆」の語句のみを覚えて、浅く流れを意識しながら覚えていきます。2周目は「☆」のレベルの語句を3周目以降は「☆なし」のレベルも覚えていきましょう。
理想的な使用法は一問一答のそれぞれのレベルの語句が教科書に出てきたらその語句に色を塗り、教科書を読みながら(「流れ」を意識しながら)語句を覚えていくというものです。
ペースは教科書と併行して進めてください。
※最後まで忘れないように何度も反復する参考書
復習重要レベル:★★★
アマゾン:http://amzn.to/2vUMqCb
■はじめる日本史 要点&演習[改訂版]
習熟期間:3,4か月
使用法の注意:この問題集は「教科書や一問一答の「☆☆」の知識を覚えられているかを確認するために使用します。ペースは教科書・一問一答に合わせる。
①「山川 教科書」と「山川 一問一答」で1週間のうち、4日間インプットする。
②5日目で問題集でアウトプットしていく。
③6日目・7日目で問題集で間違えた語句を教科書と一問一答でインプットし直す。
復習重要レベル:★★☆
アマゾン:http://amzn.to/2vUYcMC
■日本史問題集 完全版 (東進ブックス パーフェクトマスター)
習熟期間:1,2か月
使用法の注意:この問題集は「教科書や一問一答の「☆」の知識を覚えられているかを確認するために使用します。ペースは教科書・一問一答に合わせる。
①「山川 教科書」と「山川 一問一答」で1週間のうち、4日間インプットする。
②5日目で問題集でアウトプットしていく。
③6日目・7日目で問題集で間違えた語句を教科書と一問一答でインプットし直す。
復習重要レベル:★★☆
アマゾン:http://amzn.to/2vVi3LM
◎金谷の日本史「なぜ」と「流れ」がわかる本【改訂版】 原始・古代史 (東進ブックス 大学受験 名人の授業)
習熟期間:3,4か月
使用法の注意:この参考書は教科書よりも柔らかい語調で書かれています。
とっつきやすいので、「教科書の文章が苦手」「なんか教科書嫌いです」といった生徒にはピッタリの参考書です。
ただし、わかりやすく書いてあるため、冊数自体は多いですが、書いてある知識量としては「山川 一問一答」の「☆☆」レベルメインで「☆」レベルにも少し振れている程度です。
なので、1周目は「参考書」+「一問一答」でも十分戦っていけます。2周目以降は知識もある程度はいっているので、教科書を読んでも問題ないでしょう。
ただし、あくまで「知識が浅すぎて教科書がしんどく感じる生徒がざっくり流れをとっていくための参考書」だということを忘れないでください。
復習重要レベル:★★☆
アマゾン:http://amzn.to/2vV4PP9
◎石川晶康のトークで攻略日本史B(実況中継CD-ROMブックス)
習熟期間:3,4か月
使用法の注意:これは「通史・文化史」の知識をCDで講義を聞きながらテキストを埋めていいく形で進められる」という講義型の参考書で、80分×20回分の講義が受けられます。
ただし、教科書に準拠しているわけではないので、これを軸にするなら、出てきた用語を教科書に色をぬるのと同じ要領で色分けしていく必要があります。
空欄ででてきた用語をいきなりすべて覚えるとなると基礎だけではとどまらないので、一問一答も横に開いて講義を聞いてください。
さらにこの参考書でカバーできるのは一問一答の「☆☆」「☆」レベルまでです。なので、1周目・2周目で知識をあらかたいれたら教科書を読めるようになっているので、教科書学習に進みましょう。
復習重要レベル:★★☆
アマゾン:http://amzn.to/2vVhtO1
◎教科書よりやさしい日本史
習熟期間:1,2か月
使用法の注意:この参考書はその名の通り「教科書よりもやさしい」です。
最低限の知識のみに絞って描かれてあり、語調も優しく日本史嫌いにはかなり適している参考書です。
左ページが文章での説明、右ページが知識を図や表などでまとめたものになっています。左ページの青文字を中心に見ていき、右ページの図や表で確認するという流れで使用すれば頭にも入ってきやすいでしょう。
この参考書では「はじめる日本史」にすら太刀打ちできないので、さっと読むレベルにとどめて、目標は1ヶ月~1ヶ月半程度で読破することです。
復習重要レベル:★★☆
アマゾン:http://amzn.to/2vUZabI
※復習重要レベルの説明
★★★:入試本番までずっと忘れないように反復し続けなければならない参考書
★★☆:忘れたことを思い出すために定期的に復習したほうがよい参考書
★☆☆:演習直後の復習をきちんとしたら、その後は何度も復習しなくてもよい参考書
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
☆質問投稿
受験トーークへの質問はコメント欄もしくはLINE@[@manaviism]から投稿してください!
■https://goo.gl/T4L5cr
☆メールマガジン
「関関同立2週間合格セミナー」
2週間毎日届く勉強法の音声で勉強効率を上げて、成功する受験生に!
登録後一通目で、「自学自習にオススメの参考書とその使用法」が書かれたPDF冊子がもらえます!
■https://goo.gl/GBOk1O
【ホームページ】
☆難関私大専門塾マナビズム
■http://manaviism.com/
-
前の記事
【日本史】 原始・古代37 平安時代1 (20分) 2017.08.31
-
次の記事
【社会】世界史勉強法~覚えるべきポイントを絞って「流れの理解」と「キーワード暗記」を効率よく【篠原好】 2017.09.04